工場見学会


私のいた会社はスマホとかPCとかの内部に入る部材をメインに作っているメーカーでした。
フィルムとかシートは厚み5~50マイクロメートルくらい、サイズは搭載機種にあわせて変わるものの、スマホの中に入れるものだと幅5mmとかの細かいものが多かったので、剥離フィルムに貼りついた状態でロール供給が基本です。
今時のスマホの中って色んな部品がぎっちり詰まっていて、全然余裕がない状態なんです。
スマホメーカーさんは、「新しい機能追加のために、この部材を性能そのままで厚みを◯%カットしたい。できるか?できなきゃ他のメーカーにやらせる」って言ってくるんです。ヤ◯ザかよ。
そんな我が社は展示会とかをしても映えないし、化学プラントマニアさんが気に入るようなダクトとかが機能的にカッコよく配備されているわけでもないので、一般向け工場見学会はやっていません。
でも年に一回だけ、小学校に上がる前の社員の子どもを対象に工場見学をする機会があります。
普段は外部の人は入れない実験スペースや、事務所内部、製造ラインやクリーンルームの中まで入ることができます。
基本的には親が子どもを案内するので、自分の職場とか仲良しさんがいるところを回るかんじですね。
初めての外人さん
上の子・おねの時は、私の実験スペースを案内してたんですが、突然しゃがみこんで何かから隠れ始めて。
よく聞いてみたら、その時実験室の中にいたロシア人(彫りの深いいかにも外人顔)にビビったそう。
初めて間近でいかにもな外人さん、しかも若くてイケメンを見たので怖さと恥ずかしさでパニックになった模様。
そのお気持ち、とっても分かります。
なぜなら母も、3才の時の初めてディズニーでみかけたシンデレラから走って逃げ出した過去を持つので。
親子ですなー
